“光る”発想と情熱で、
空間に価値を宿す

コイズミ照明株式会社
代表取締役社長

佐久間 晋

2026年度の展望

空間価値の最大化

  • ライティングラボを核に、システム基盤の強化も活かした高付加価値な提案営業の推進

グローバル展開の加速

  • 中国新工場の本格稼働と海外市場における光品質の訴求

自律型「プロフェッショナル人材」の育成

  • 自責で課題を解決し、価値創造を主導するプロの輩出

逆境期待の中で、
強くなることができた

「お客様第一」。これは、私たちが最も大切にしていることです。ただし、それを実現するには、必要な時に必要な商品を提供できる体制が欠かせません。2025年度は、その意識を改めて胸に刻むとともに、足場を固めるような一年でした。

というのも、基幹システムの本格運用に際し、供給面での混乱を招き、多くのお客様にご迷惑とご不便をおかけしました。システムの切り替えは、在庫・受注管理の最適化、生産性向上を図るための大きな挑戦でした。そこで壁が立ちはだかったのです。

しかし、私はこの出来事を通じて、自ら供給を律するメーカーとしての当事者意識を、全社員の胸に刻み込むことができたと思っています。現在リカバリーを図っており、このシステム基盤こそが、次なる飛躍に向けた強固な足場になると考えています。

一方で、事業面では力強い手応えを得た一年でもありました。大阪・東京・名古屋・福岡のライティングラボを核とした内覧会や全国12拠点での「akari CUBE」を通じ、私たちの「光の品質」がお客様に夢と感動を与える現場を何度も目の当たりにしました。また、大阪・関西万博の玄関口である夢洲駅に当社のライン照明 「Solid」シリーズが採用され、DALI制御を使った照明計画を行ったことは、世界中の方々に未来の光を体感していただく大きな誇りとなりました。ドイツでの展示会 「Light + Building 2026」 への出展や中国・東莞での新工場稼働も含め、グローバルメーカーとしての土俵はすでに整っています。

KOIZUMIならではの
_違う発想
壁を乗り越える

圧倒的な「稼ぐ力」を再び取り戻す──これがまず、システムによる停滞を経た、当社の2026年度の大方針です。

照明は単なる機材ではなく、空間に命を吹き込み、人の感情を動かす舞台装置です。環境負荷を低減するDALI制御製品の普及やSBT認定の取得といった社会的責任を果たすのはもちろん、私たちはその先にある「空間そのものの付加価値」を提案し続けます。データという武器を使いこなし、お客様自身も気づいていない空間の課題を掘り起こす。それこそが私たちの「問題解決力」であり、価値創造の原点だと思います。

そして、こうした挑戦を支えるのが、社員一人ひとりの「プロフェッショナル人材」としての成長です。新人事評価制度の定着と関連制度の見直しを進めるとともに、照明アカデミーの再構築による教育体系の強化やコイズミ照明WAYを軸とした風土改革を進めながら、プロとしての自負心を抱き、自律的に価値創造へ向かう組織文化を育てていきます。いち早く現場のニーズをくみ取り、独自の「_違う発想」で他社にはない解決策を最速で提案する。そんな活気あふれる個の力が集うことで、コイズミ照明は照明業界におけるオンリーワンの地位を確固たるものにしていきます。

私たちは今、かつてないほどの危機感を持ちながらも、未来を切り開く確かな情熱を抱いています。誠実な信頼回復と、飽くなき価値追求。この両輪で、人と社会を明るく照らし続けていきます。