リサイクル素材の採用
その一歩が照らす、もっと明るい未来

ソリューション事例

コイズミ照明株式会社/間接照明シリーズ「Light Bar」にLIXIL様のリサイクル素材を採用

小泉産業グループはお客様や社会にどのような価値を、どうやって届けているのでしょうか?
実際のソリューションにフォーカスを当て、KOIZUMIブランドの核をお届けします。
今回は間接照明シリーズ「Light Bar」のリサイクル素材の採用について。先進的な環境配慮型製品が生まれるまでのストーリーを描きます。

間接照明シリーズ「Light Bar」にLIXIL様のリサイクル素材を採用
国内有数の建材・住宅設備機器メーカーであるLIXIL様は、リサイクルアルミ使用比率70%の循環型低炭素アルミ形材「PremiAL R70」を手がけている。コイズミ照明は、それを間接照明シリーズ「Light Bar」の筐体部に新たに採用。素材を切り替えることで、環境ソリューション企業として、資源の循環利用を促進し、CO2排出量削減に貢献している。

Background

「地球にやさしい」が求められる時代の中で

良い製品をつくる──それはかつて、見栄えや機能が優れた照明機器をつくることを意味していました。しかし現在、その意味は変わりつつあります。ただ質が良いだけでなく、環境負荷を低減できること、地球環境に貢献できることが求められるようになってきました。

環境課題が深刻化する中で、企業に求められる社会的責任、環境対応への責務は、年々その重要性が高まっています。コイズミ照明は、「環境ソリューション企業へ」という目指す姿を掲げ、明るい未来を叶えるためのアクションを展開しています。その例として挙げられるのが、太陽光を活用した製品、高効率器具の開発、そして地球にやさしい“素材”の活用です。

Solution

私たちが目指す未来に、欠かせないピースとの出会い

2023年、世の中の環境意識の高まりを受け、コイズミ照明は新たな環境貢献テーマの策定に着手しました。重点テーマを「素材」に定め、開発チーム主導でパートナー選定を開始。ニュースなどのメディア情報を精査し、「製品への適応性」と「環境貢献性」の観点から候補となる素材メーカーをリストアップしました。その後、各社へ直接交渉を行い、最適な素材の探索に努めました。

LIXIL様は、そのうちの1社でした。言わずと知れた建材メーカーである同社は、かねてより環境貢献に注力されており、リサイクルアルミを使用した素材「PremiAL」を開発しています。アルミの製造には、膨大な電力がかかり、大量のCO2を排出します。LIXIL様では30年以上前から、資源のムダをなくすことも目的にアルミリサイクルを推進しています。「PremiAL」はそれがカタチになった、CO2排出量を通常の半分以上削減できる素材なのです。

製品の形状や機能性を維持しながら、最大限の環境貢献を果たす。そのための最適解は、製品を構成する「素材」そのものをリサイクル素材へと置き換えることでした。LIXIL様が手がける「PremiAL」は、コイズミ照明が明るい未来を叶えるために、欠かせないピースだったのです。

リサイクルアルミの採用

株式会社LIXIL様の循環型低炭素アルミ「PremiAL(プレミアル) R70」を採用し、CO2排出量削減に貢献。

PremiAL R70製造フロー

  • ※ ビレットとは、押出加工用に成形された電柱形状のアルミ材です。
  • 水色部分(工程内アルミスクラップ~ビレット)までが、今回のCO2排出削減量の比較対象となります。
  • ※「PremiAL」は株式会社LIXIL様の登録商標です。

「PremiAL R70」採用によってCO2排出量約64%削減

アルミ形材(1kg)製造時のCO2排出量※1

  • ※1 IDEA Ver2.1.3をベースに、原材料調達からビレット製造までを株式会社LIXIL様の基準で算出。IDEA(Inventory Database for Environmental Analysis、国立研究開発法人産業技術総合研究所、一般社団法人サステナブル経営推進機構)は、サプライチェーン排出量の算定に利用可能なデータベース。
  • ※2 杉の木1本あたり 1年間約14kg吸収「地球温暖化防止のための緑の吸収源対策」環境省/林野庁資料 より

ただ良い素材を採用するだけではない
対話を重ね、“価値”を信じ、発信するんだ

そうしてLIXIL様との対話は進められていきます。対話の中で、テーマとのマッチ度のほかにも、サプライチェーンを活かした性能面や管理面で非常に優れていることが明らかになりました。また、アルミの製造工場を訪問させていただき、現場の熱や臨場感を通じて、環境課題に向き合う姿勢や素材への理解がさらに深まりました。

それらを経て共創は本格化。実際の製品に採用することが決まります。アルミの特性を踏まえ、導入製品は間接照明シリーズ「Light Bar」に決定し、筐体部への採用が進められました。環境貢献素材の本格的な採用は社内初であり、ましてや今回は従来素材を切り替えるカタチになり、それなりの困難も生じました。まずは調達・生産コストです。素材を替えることで、どうしてもコストがかかり、社内では反対の声もあがりました。しかしメンバーは、環境貢献の意義、社会に対しての正しさをとにかく信じ、前に進みました。また、リサイクル素材の活用をどう訴求するかは時間をかけて練られました。お客様がメリットや価値を理解できるように具体的なエビデンスを示すため、LIXIL様と密に連携を図って素材の情報を整理しました。

Side Story

パートナーとの信頼関係が、プロジェクトを加速させる

一連のプロジェクトは、LIXIL様との確かな信頼関係のもと、両社のメンバーの熱がかけ合わさって進められました。そうして密な対話や連携が生まれ、コイズミ照明初の取り組みは着実に進んでいきました。このように前進し続けられた要因、素材メーカーとしての思いを、LIXIL様はこう語ります。

LIXIL様 メンバーより

「PremiAL」は2022年に生まれましたが、当初は自社製品への導入を最初に進めようと考えていました。しかし、そうではなく外部の企業に採用いただき、その有用性を社会にお届けするような方向に転換することに。その時に、いの一番にお声がけしてくださったのがコイズミ照明様です。建築業界以外での採用も今回が初めてでした。社会的責任を果たすためには継続的なアクションが欠かせない一方、自社だけではできないこともあります。そうした中で、信頼し合えるパートナーと出会えたこと、密にコミュニケーションを図って互いを高め合えることを大変うれしく思います。心から感謝しています。

また、素材を切り替えるには、大きな手間とコストがかかります。それでもコイズミ照明様は次の一歩を踏み出されました。挑戦の風土が根付いているんですよね。これからも共に、さまざまなことにチャレンジしていきたいです。

(左から)株式会社LIXIL 材料事業部長 池上様、
材料事業部 芹澤様/
コイズミ照明 商品開発 西井 健、
商品企画部 部長 村松 洋輔

Impact

この一歩から、次の挑戦が始まっていく

こうして素材が生まれ変わった「Light Bar」は無事にリリース。開発時の課題の一つにコストが挙げられましたが、その価値を確かにPRするための情報・スキームへの尽力が実り、結果的に販売台数は以前と比較して大きく伸びています。また、素材を通じた環境貢献事例の第一弾として、コイズミ照明にとっては大きな一歩となりました。現在、LIXIL様とは別のプロジェクトが進行しており、今後のさらなる展開に期待が集まっています。

既存の製品の素材をリサイクル素材に切り替える──それは決して容易ではありませんが、かといって見た目などが大きく変わるわけでもありません。しかし、その一歩は、地球環境と、次なるアクションに向けて動きつつあるコイズミ照明にとって、大きな推進力になりました。
今後、環境対応はより一層重要性が高まるはずです。コイズミ照明は、その大きな一歩をもって、今改めて、スタートラインに立っています。

やったことがないやり切った
本気の環境貢献

KOIZUMIの人

コイズミ照明株式会社/間接照明シリーズ「Light Bar」にLIXIL様のリサイクル素材を採用