見えない理想をカタチにする
あんな光、こんな光
出発地点

ソリューション事例

コイズミ照明株式会社/理想の光をカタチにし、製品化につなげる光学設計

小泉産業グループはお客様や社会にどのような価値を、どうやって届けているのでしょうか?
実際のソリューションにフォーカスを当て、KOIZUMIブランドの核をお届けします。今回は光を設計する「光学設計」について。
「こんな感じで光ってほしい」といった漠然としたニーズを、コイズミ照明はどう叶えているのでしょうか。

光学設計
レンズや反射板などの光学部品を組み合わせて光をデザインする技術・役割のこと。コイズミ照明では、開発部門内に光学設計チームが設置されており、企画室やデザイナーからの要望や、営業から共有された顧客ニーズに対して「理想の光」をカタチにし、製品化につなげている。

Background

光は、容易には捉えられない

住宅・店舗・施設、それぞれの場所をそれぞれの光で照らし、快適な空間づくりを担うコイズミ照明。場所、条件、お客様によって、「快適さ」の定義は異なり、それぞれ違った答えが求められます。私たちは、その答えを「光」で示します。どういう空間が望ましいのか、どんな状態を快適と呼べるのか──それらを考え抜き、最適な照明器具、照明設計をご提案します。

では、その「光」はどのようにつくられているのでしょうか。「こういう空間だから、こんな感じで光ってほしい」「この部分を、これくらい照らしてほしい」。光への要望は、具体的に言い表せないものです。ましてや、はっきりとは目に見えません。そんな難題と向き合い、あいまいなニュアンスから具体的な数値・設計をもって最適解を導き出し、理想の光をカタチにしているのが、コイズミ照明の光学設計です。

Solution

高度な設計が、
“これまでにない光”を映し出す

コイズミ照明の製品は、営業、企画、開発、デザインといったそれぞれの担当が一体となり、生まれています。その中で、製品内部の光学部品の配置や形状を検討し、どんな光をどうアウトプットすべきかデザインするのが光学設計です。

例えば、「Vanity Mirror Down Light」は営業担当者・商品企画担当者がお客様から伺ったニーズから生まれました。化粧室や試着室などミラーがある空間で用いられ、上からの光で顔や衣装を立体的に照らす本製品。通常、立体的なライティングは、2灯以上・2つ以上の器具を使わなければ実現できません。しかし、どうにか1つの器具で、上からの光だけで、顔や衣装を美しく照らしたい。そんなお客様の声、担当者のオーダーに応えるため、光学部材に工夫を施し、直下とミラーの二方向へ配光される設計とし、器具設置空間における反射を利用して理想のライティングを実現しました。また、「Anti-Glare Workspace Down Light」はオフィスに用いられる製品ですが、心地よく空間を照らすためにまぶしくなりすぎないような配光で、多くの照明を配置せずとも、広い範囲を照らし、かつエネルギー効率にも考慮した設計がなされています。

「理想」を叶える技術力、テクニカルな光学設計が、コイズミ照明の価値の源泉となっています。

「Vanity Mirror Down Light」の
配光イメージ

有機的なデザインも、設計で叶える

一方、テクニカルなライティングが求められる製品だけでなく、装飾性が核となる製品においても、光学設計は欠かせません。

コイズミ照明では、トレンドのインテリアスタイルにフィットする製品ブランド「MySTYLE, MyLIGHT」を展開しています。それぞれこだわりの意匠設計が施された製品がラインナップされています。これらの製品は、主にデザイナーを起点につくられていきます。「トレンドのインテリアに合う、こんな光を実現したい」「こういう模様を映し出したい」。そうしたアイデアをもとに、光学設計チームとデザイナーがタッグを組み、設計パターンを試しながら、光を理想に近づけていきます。

テクニカルな理想だけでなく、デザインの理想もカタチにしうる技術が、コイズミ照明にはあります。

Side Story

無限の選択肢の中から、
わずかな最適解を導き出す

ただ、そうして光の最適解を導き出すのは容易ではありません。

光学設計には無限の選択肢が存在します。反射板やレンズをはじめとした光学部品の形状にはたくさんの選択肢があり、組み合わせも数え切れません。そこから最適な部品、最適な組み合わせを見つけ出すのは、いわば至難の業。一般的な照明であれば理想の光を実現し得る部品の組み合わせの幅は広いものの、「Vanity Mirror Down Light」「Anti-Glare Workspace Down Light」「MySTYLE, MyLIGHT」といったこだわりの光を実現する製品では、セオリーもありますが無限の選択肢の中から、手探りで正解を導き出さなければなりません。

そのため、光学設計を検討する際は、まずコンピューター上でシミュレーションを重ね、それから実物で試作を行っていきます。仕様はもちろん、コストも加味しながら検討を重ね、時には最適解に至らないことも。そうしたトライアンドエラーの積み重ねの上で、製品・ブランドは成り立っているのです。

Impact

確かな技術が、
ブランド、社会を照らす

「確かな“光品質”でよりよい環境社会の実現を目指します」。これは、コイズミ照明が掲げているミッションです。空間品質、技術品質、提案品質にとことんこだわり、人と社会に価値を届けています。その出発地点となるのが、あらゆる光を生み出している光学設計です。あまり表には出ない、縁の下の力持ちのような技術かもしれません。ただお客様の声、営業担当者やデザイナーの意志を起点としながら、数々の試行錯誤を重ねて生まれた光は、KOIZUMIブランドを確かに輝かせています。

また、テクニカルなものからデザイン性・装飾性にこだわった照明まで、幅広く対応できることは、大きな武器となっています。
快適な空間をつくるため、人々の心をワクワクさせるため、お客様の理想を叶えるため、今日も光学設計は練りに練られ、そうして生まれた理想の光が社会を明るく照らします。

人の声、人の手が、交わる
その時、理想の光が生まれる

KOIZUMIの人

コイズミ照明株式会社/理想の光をカタチにし、製品化につなげる光学設計